夏連作の設定資料集的なサムシング。


このシリーズは小芝居ユニット『Funny Butterflies.』が取り組んだエチュードを
ノベライズ化するという試みの企画で、作中の台詞はだいたい担当演者の言葉を書き起した形になっています。
コンセプトとCP設定はエチュード前にリーダーのサカマキさんがメンバーに提示し、
文句を言いながらメンバーが設定を飲み込んで、お芝居が行われました。


[基本舞台設定]

東を山に、西を海に囲まれた町が舞台。面積は広いが過疎っている。
町の中心はそれなりに必要な施設があるが、
残念ながら町に一つの高校は中心から離れているため、チャリ通学者がほとんど。
夜は田んぼに落ちないように運転するのが至難の業。
一夏の間、蝉爆弾と蛙の死骸に一度も遭遇しないことができるものは神より選ばれし者と呼ばれるとか呼ばれないとか。
汀神社という神社が東の山の中腹にある。そこには「赤笛伝説」というものが言い伝えられている。


[首吊りの夏] 愛称:くびつり

コンセプト
女子も好きなんだけどやっぱお前が好きみたい(投げやり風味)

CP設定
チャラ不良(ただし本命にだけピュア)×上っ面優等生(ただし自分が頭いいと思ってるだけの天然)


[キャラデータ]

片桐美鶴
169センチ、57キロ。ふわっとウェーブのかかった髪。
人形みたいなキュートな外見で年上の女性を食い荒らしている。

上沼勇次郎
175センチ、65キロ。ブリーチのしすぎでギシギシの白髪。ピアスもじゃらじゃら。
下睫毛がある。ナンパの成功率は7割。


[エチュードの話]

実際のエチュードでは開幕&一日目パートを「美鶴/しろー。:上沼/シズ」の男子チームが、
二日目&三日目「美鶴/ぺき:上沼/サカマキ・アゲハ」の女子(?)チームが担当して話を作っていました。
男子チームはわりと粛々とお芝居していたのですが、女子(?)チームのサカマキさんが二日目パート、
三日目パート共にセクハラ発言を全く自重していなかったので、物語の体裁を取るためにノベライズ版ではカットしました。
そのせいでノベライズ版公開当初は15禁パートがありましたが、よるとけの公開を機に全年齢版に書き直しました。
反対に、エチュード版では自転車のシーンはなく、ノベライズオリジナルのお話でした。



[夜に、融ける。] 愛称:よるとけ

コンセプト
一緒にいたい、いられない

CP設定
保護者系(ただし依存してるのは実はこっち)×子供系(ただし見た目は大人っぽい美人)


[キャラデータ]

宵町金魚
174センチ、60キロ。右目の方だけ前髪が長い。くせ毛。色素薄め。
たれ目美人。女子にはよく餌付けされていて護郎に怒られていた。

唄屋護郎
178センチ、68キロ。短髪でスポーツマンな外見。眉が若干太い。
恋愛はまだ自分には早いと思っている。いわゆる「いい人」で終わるタイプ。


[エチュードの話]

実際のエチュードでは「金魚/ぺき:護郎/シズ:美鶴/しろー。:上沼/サカマキ・アゲハ」
という形で話を作っていました。前篇の迎え日のシーンはノベライズ版オリジナルでした。
上沼と美鶴が登場する場面がエチュード版ではサカマキさんとしろー。君のパワーバランスがとれず、
たじたじの美鶴に上沼が「もっとずけずけ言ってくれちゃっていいんだよ!?」とアドリブをかましたりという、
エチュードならではの台詞もあって、ノベライズ版にする時にどうしようか結構悩みました。
あと、エチュード版だと護郎の「いればいいだろ」にキャスト一同涙してました。私も泣きました。





夏連作の落書き的なサムシング。

仲良しこよしの六藤秋貴さんによるとけキャラ中心でキャラデザしていただきました。






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